どうも 中小企業診断士の西岡隆博です。

本日は唐津商工会議所主催の創業セミナーに講師として登壇してきました。このセミナー、ありがたいことに2年連続の登壇となります。リピート登壇は一定以上の評価をいただいた何よりの証拠になりますので、本当、講師冥利に尽きますね。

また肝心のセミナーでも、居眠りする人は一人もおらず、皆さん、一定の満足の元、真剣に聞いていただけたようで、ホッとした次第です。私も充実の2h、やっぱりセミナーは大好きな仕事ですね。

さて、今回の創業セミナー、場所は「Hotel & Resorts SAGA-KARATSU」。窓越しに海が広がる絶景の会場ですが、今日はあいにくの雨。約120分、創業に必要なマインドからマーケティング戦略、事業計画まで、全力でお伝えさせていただきました。

また、今回の創業セミナー、主催者様から依頼された目的は大きく2つありました。1つ目は参加者に対し、創業に必要な考え方をキチンとお伝えすること。つまり今回のセミナーそのものでの満足感をしっかり確保した上で、もう一つは、9月末から始まる創業塾(全5回)への勧誘も兼ねて欲しいということですので、それに合わせてコンテンツを作りこみました。

このように1つのセミナーで2つの目的を達成させなければならない時には、主目的である創業塾への誘導をゴールとしたセミナー構成に作り上げる必要があります。

そうなると前半部分で伝えるコンテンツそのものが、後半の創業塾へのフリになっておく必要があるのです。その上で前半の内容を中盤で体系化と要点化し、体系化と要点化した内容を詳細に学べるのが、主目的でもある創業塾ですよ・・・、という構成にしてます。

このような構成は、セミナーセールスと呼ばれる手法とよく似ています。セミナーセールスとは、セミナーに集めた受講生をバックエンドと呼ばれる本命商品へ誘導することを目的としたセミナーの手法です。

もちろん、商工会議所など主催者に呼ばれて登壇する講師の場合は、バックエンドなど準備する必要はありません、というより、準備したら主催者様にご迷惑をおかけします。

主催者様は情報提供を目的にセミナーを開催しているわけですから、講師が勝手に営業でもやった日にはひんしゅくそのもの。そんなことでもした日には2度と呼んでもらないことは確実です。

ではセミナーセールスはどこで役に立つのでしょうか?

これは自主開催セミナーですね。もっと言えば、本命商品につなげるための案内会のようなもの。だから自分でお客を集め、会場をセッティングし、セミナーのシナリオを作り、本命商品のセールスにつなげていくという流れです。

主催者様に呼ばれるセミナーと自主開催セミナーでは、そもそものゴールが違うので、当然、構成も変わるという次第です。このストーリーを自在に作れることは講師としての必須条件だと考えています。

数日経って、唐津商工会議所のご担当者様に確認したところ、現時点で参加者の半数が創業塾に申し込んでくれているとのこと。まだ受付終了まで3週間ありますので、最終的な参加者が何人になるか?楽しみです。

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