どうも 中小企業診断士の西岡隆博です。

今日は唐津商工会議所主催の創業塾に講師として登壇してきました。

本日のテーマは「経営者思考」というテーマで150分、お話をいたしました。

創業に限らず経営で大切なことは、部分的に使えるノウハウよりも日々膨大な意思決定や判断をどのように行うかということです。反射的に判断するものから熟考のうえ判断するものもなど、判断の重さ範囲は多種にわたりますが、

大切なことは、どのような基準も基づいて判断をしているのか?も一言につきます。

そして今の結果は好むと好まざるに限らず、判断に基づいた行動の集大成ですので、もし現状を好ましくないと感じているとするならば、それは間違いなく判断基準にバグが発生している可能性が高いです。

誰もが楽したいという欲求を持っていますので、雛形やノウハウを求める傾向にあります。ノウハウや雛形は確かに参考としてはありがたい存在ですが、雛形やノウハウはあくまでも局所的な取り組みにすぎず、使えるシーンが限られていることも事実。

自らが望む結果につなげたいのであれば、無数に訪れる場面場面において、より正しい判断を行う必要があり、そのためにはより正しい判断基準を持ち、かつ無意識レベルにまで落とし込んでおく必要があるわけです。

正しい判断基準や結果につながりやすい判断を行うための物差しこそがノウハウ以上の価値を持っており、その大切な物差しを提供するための時間が、創業塾初日の今日というわけです。

インターネットが当たり前に普及し、ノウハウは検索すればゴロゴロ見つかります。それにも関わらず、思うような結果につながらないとすれば、それはノウハウではなく、日常のなかで無意識に刷り込まれた判断基準が狂っていると考えるのが必須でしょう。

創業にあたり何よりも大切な判断基準がバグのまま創業すると、バグの程度に応じた結果が生じます。

だからこそ一度、リセットする意味で、本日は経営者思考というテーマで時間の許す限り価値基準をストーリー化してお伝えいたしました。

講義終了後、複数の受講生からお声がけいただき、初日としては順調な滑り出し。残り5回、講師としてしっかりと努めさせていただきます。

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