どうも 中小企業診断士の西岡です
今日は佐賀商工会議所様主催の創業塾セミナーの初日に登壇してきました。本日から全3回、合計9時間、創業に必要な考え方や知識をお伝えしていきます。
佐賀新聞
佐賀商工会議所様主催の創業塾、今回で2年連続の登壇となります。何度も言いますが、講師としてリピート登壇ほど嬉しいものはないですね。初めての登壇は、なんとなくとか、評判を聞いてとか、営業したからとか、色々な理由で登壇の機会をいただくケースはあります。
しかし、リピート登壇は別です。リピート登壇は前回のセミナーが評価された何よりの証拠ですので、講師としては最高に嬉しい瞬間です。
ということで、今回の創業塾も初回、約180分、途中で休憩を挟みながら、全力でお伝えさせていただきました。
創業塾の初日に必ず確認させていただくのは、創業する意志の有無です。なぜ?創業の意志を確認するかというと、創業する意志の有無、もしくは割合によって伝えるべきことが変わってしまうから。
たとえば、創業塾だから創業を前提とした話ばかりをすると、実は参加者のほとんどが創業を真剣に検討されていなかった場合には、参加者のニーズと講師が提供する話がずれてしまい、双方にとって見にならない話を120分もの間聞くわけですから、これは苦痛以外の何物でもありません。
私がセミナー講師としてお話しする場合、パワポを使ったスクリーンはほとんど使いません。基本的には簡単なレジュメを配布し、あとは臨機応変です。
なぜ臨機応変なのか?それは受講生によって聞きたい内容が違うからという理由に尽きます。その場合、スクリーンにパワポを映してしまうと、予定調和からの逸脱が難しくなってしまう。つまりセミナー講師として重要なスキルのひとつに臨機応変なコンテンツの変更を自在にできることが挙げられると思います
となると、当然ですが、借り物の知識では太刀打ちできず、経験から身につけたオリジナルな情報をどれだけ引き出しに入れているか?が重要になってくるわけです。
ちなみに経験上、1年以内に創業する人、すでに創業している人、いずれ創業する人を確認しますが、概ね、どの会場でも1:1:1の割合で参加されているケースがほとんどです。
ですので、どの層の受講生であっても響くように内容を変えつつセミナーを進行させる。こういうことを心がけながら、受講生の表情を見ながら、内容を随時変更しながら・・ということを常に意識してやっています。
おかげさまで、創業塾初日、居眠りする人が一人もおらず、最後までお話しすることができました。
今日は、「経営者としての心構え」、「顧客の作り方」の二本立てをお伝えいたしました。受講生から録音された音声はありませんか?とのお問い合わせがあったので、今後の内容は、サービスの一環として録音してお渡しすることも検討しようかと考えている次第です。